公開講演「ハウジングファーストと社会デザイン」(その1):講演 ヴァンサン・ジェラールさん

2015年11月14日に開催された立教大学21世紀社会デザイン研究科主催「ハウジングファーストと社会デザイン―フランスと日本の実践から」の模様を動画にてお送りします。

「ハウジングファースト」とは、住まいを失った人への支援において、安心して暮らせる住まいを確保することを最優先とする考え方のことです。
「ハウジングファースト」は、欧米のホームレス支援の現場では一般的になりつつあり、重度の精神障害を抱えるホームレスへの支援でも有効であることが実証されています。
しかし、日本では住まいの確保よりも生活訓練や就労支援等を優先するという考え方が根強くあるため、住まいのない高齢者や障害者の地域生活移行支援が進まない要因になっています。

本シンポジウムでは、フランスで「ハウジングファースト」に基づくホームレス支援を実践しているNGO「世界の医療団」の担当者をお招きし、実践について報告していただきます。また、民間団体によって東京都豊島区や岡山市で行われている生活困窮者への居住支援事業についても、それぞれの地域で実践をされている方からご報告をいただき、「ハウジングファースト」の日本における実現の可能性について探りたいと思います。
http://www.rikkyo.ac.jp/events/2015/11/16832/

ヴァンサン・ジェエラールさん(世界の医療団フランス本部、精神科医)より、フランスでの「ハウジングファースト」に基づくホームレス支援の報告です。

ヴァンサン・ジェエラール 氏(世界の医療団フランス本部、精神科医)
フランス人精神科医。イェール大学博士号。アメリカでの修学後、フランスに戻り、精神障害を抱えるホームレスの為のハウジングファーストプログラムを世界の医療団マルセイユで実行。効果が認められ、2011年から、フランス初の公的なハウジングファーストプログラム「アン・シェ・ソワ・ダボー」のコーディネーターとして活躍。現在は、フランス南部の都市マルセイユを拠点とする。

公開講演「ハウジングファーストと社会デザイン」(その3):講演 阪井ひとみさん

2015.11.17

公開講演「ハウジングファーストと社会デザイン」(その2):講演 森川すいめいさん

2015.11.17